処分方法2026-01-22

いらない土地を処分する5つの方法|費用・期間・条件を徹底比較【2026年版】

相続したいらない土地を処分する方法を徹底解説。国庫帰属制度、民間引取、売却、寄付、相続放棄の5つの選択肢を費用・期間・条件で比較します。

💡 この記事は宅地建物取引士が執筆・監修しています

「いらない土地」を抱える人が増えている

「親から相続した土地があるけど、使い道がない」

「固定資産税だけがかかり続けて負担」

「売りに出しても買い手がつかない」

こうした悩みを抱える方が増えています。いわゆる「負動産」と呼ばれる、持っているだけで負担になる不動産です。

**まだ「手放すべきか」で迷っている方へ**:放置するリスクや「なぜ費用を払ってでも手放した方が得か」を先に確認したい場合は、**[負動産の処分方法ガイド](/blog/fudosan-shobun-guide)** をご覧ください。

本記事では、いらない土地を処分する5つの方法を、費用・期間・条件の面から徹底比較します。

いらない土地を処分する5つの方法

方法1:相続土地国庫帰属制度

2023年4月に始まった、国に土地を引き取ってもらえる制度です(出典:法務省)。

項目内容
費用審査手数料14,000円+負担金20万円〜
期間半年〜1年
対象者相続で土地を取得した人のみ
条件更地、境界明確、担保権なし等

メリット:公的制度で信頼性が高い、費用が比較的安い

デメリット:条件が厳しい、時間がかかる

詳しくは相続土地国庫帰属制度の解説

方法2:民間引取サービス

不動産会社や専門業者に、費用を払って土地を引き取ってもらうサービスです。

項目内容
費用数十万円程度
期間1〜3ヶ月
対象者誰でも可
条件比較的緩い(建物あり、境界不明でもOKな場合あり)

メリット:条件が緩い、早く処分できる

デメリット:費用が高い、悪徳業者に注意が必要

詳しくは民間引取サービスの解説

方法3:売却・買取

不動産会社に売却する方法です。買い手がつけばお金を受け取れます。

項目内容
費用0円(むしろ収入の可能性)
期間3〜6ヶ月(売れない場合も)
対象者誰でも可
条件立地・条件による

メリット:お金をもらえる可能性、費用がかからない

デメリット:売れない場合が多い、時間がかかる

ポイント:一般の不動産会社で売れなくても、訳あり物件専門の買取業者なら対応できる場合があります。

方法4:寄付

自治体やNPO、隣地所有者などに土地を寄付する方法です。

項目内容
費用登記費用のみ(数万円)
期間相手次第
対象者誰でも可
条件受け入れ先があれば

メリット:費用がほとんどかからない

デメリット:受け入れてもらえる可能性が低い

現実:自治体は管理コストがかかるため、ほとんど受け入れていません。隣地所有者が引き受けてくれるケースが最も現実的です。

方法5:相続放棄

相続自体を放棄する方法です。土地を含む全財産を相続しません。

項目内容
費用数千円〜数万円
期間1〜2ヶ月
対象者相続開始から3ヶ月以内の人
条件全財産を放棄する

メリット:費用がほとんどかからない、手続きが比較的簡単

デメリット:土地だけでなく全財産を放棄、期限がある

重要:相続放棄は相続開始から3ヶ月以内に家庭裁判所に申述する必要があります。また、土地だけを放棄することはできず、預貯金なども含めて全ての財産を放棄することになります。

5つの方法を比較表でチェック

方法費用期間取得方法条件の厳しさ
国庫帰属数十万円規模半年〜1年相続のみ厳しい
民間引取数十万円程度1〜3ヶ月問わない緩い
売却0円3〜6ヶ月問わない立地次第
寄付数万円相手次第問わない受入先次第
相続放棄数千円1〜2ヶ月相続開始後3ヶ月以内全財産放棄

あなたに最適な処分方法は?

国庫帰属制度がおすすめの人

  • 相続で土地を取得した
  • 土地が更地で、境界が明確
  • 時間に余裕がある
  • 費用を抑えたい

民間引取がおすすめの人

  • 建物がある、または境界が不明確
  • 国庫帰属の条件を満たさない
  • 早く処分を完了したい
  • 費用より確実性を重視

まず売却を検討すべき人

  • 立地が比較的良い(市街地など)
  • 費用をかけずに処分したい
  • 売却で収入を得たい

相続放棄を検討すべき人

  • まだ相続が発生していない、または3ヶ月以内
  • 他にプラスの財産がない
  • 借金など負の財産もある

処分前にチェック!土地活用の可能性

処分を決める前に、土地活用の可能性も検討してみましょう。立地が良い土地であれば、収益を得られる可能性があります。

主な土地活用方法

  • 駐車場経営:初期費用が比較的安い
  • 太陽光発電:日当たりの良い土地向け
  • トランクルーム:住宅地に近い土地向け
  • 借地として貸す:建物を建てずに収入を得る

ポイント:市街地や住宅地に近い土地は、処分より活用の方がお得な場合があります。

まとめ:まずは診断で最適な方法を確認

いらない土地の処分方法は複数あり、あなたの状況によって最適な方法は異なります

  • 土地の取得方法(相続か購入か)
  • 土地の状態(更地か建物ありか)
  • 境界の状況
  • どれくらい急いでいるか
  • かけられる費用

これらの条件によって、選ぶべき方法が変わります。

当サイトの無料診断ツールでは、5つの質問に答えるだけで、あなたの土地に最適な処分方法がわかります。


*この記事は宅地建物取引士が執筆・監修しています。*

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