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相続人間で話がまとまらない

「兄弟の一人が実家を手放したくないと言い張る」「誰も連絡が取れない相続人がいる」「遺産分割協議書にハンコを押してもらえない」——不動産を含む相続は、感情と利害が絡み合い、こじれやすいものです。

放置すると、不動産は「共有状態」のまま次世代に引き継がれ、問題がより複雑になります。早めに専門家を介入させることが、最終的な解決を早める近道です。

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知っておきたいポイント

1.不動産の分割には4つの方法がある

①現物分割(一人が取得)②代償分割(取得者が他の相続人に金銭を支払う)③共有分割(全員で持分を持つ)④換価分割(売却して現金を分ける)。合意できない場合、最も公平なのは売却して現金化する「換価分割」ですが、感情面でのハードルがあります。

2.合意できないなら弁護士に入ってもらう

話し合いが行き詰まった場合、弁護士が相続人間の調整・交渉を代行できます。それでも解決しない場合は家庭裁判所での「遺産分割調停」という手続きがあります。費用はかかりますが、長期化する対立を終わらせる有効な手段です。

3.共有のまま放置するリスクを認識する

相続不動産を共有のまま放置すると、将来の売却や活用には共有者全員の同意が必要になります。共有者が増えるほど(例:子→孫)ハンコを集めることが困難になり、最終的に「誰も動かせない不動産」になります。

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よくある質問

Q.遺言書がある場合でも揉めることはありますか?

A.あります。遺言書の内容に不服がある場合、相続人が「遺留分」を主張することがあります。遺留分は法律で保護された最低限の相続分です。

Q.弁護士費用の目安は?

A.着手金10〜30万円、成功報酬が取得額の数%というケースが多いです。複雑な案件ほど費用がかかりますが、長引く対立による機会損失と比較するべきです。

Q.話し合いを始める前に何か準備することはありますか?

A.相続財産の全体像(不動産・預金・負債の一覧)と、各相続人の法定相続分を整理しておくことをおすすめします。数字が揃うと感情的な対立が減ります。

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監修:雪下 智且(宅地建物取引士)

本ページは一般的な情報提供を目的としており、個別の法律・税務アドバイスではありません。 具体的な手続きについては税理士・司法書士・弁護士等の専門家にご相談ください。